無意識に嫌われる人から卒業できる思考術
人から嫌われるとショックが大きいですよね。できたら避けたい事だと思います。今回紹介する思考術を意識する事で、すごく地味なんですが人間関係において悩む事が少しずつ減ってくると思います。
嫌われたくない人。嫌われる事を厭わない人。どちらの人にも読んで頂きたい、日常生活で気をつけるべき6つ事。無意識に嫌われる人から卒業しましょう!
①常識は人の数だけ存在する
人との会話の中で普通・常識・当たり前という言葉を、どれくらい使っていますか?僕は極力使わないように気をつけています!普通や常識とは、その人の物差しでしかありません。
僕は目玉焼きに醤油をかけますが、ソースをかける人もいます。生まれも違えば育ちも違う。育った環境が違えば思考も違ってきます。
トマトに砂糖をかけるとびっくりされますが、僕の家ではよく見る光景です。グレープフルーツにも砂糖をかけます。しかし、それを当たり前だとは思っていませんし、勿論強要もしません。
普通に対して疑問を持つ事が大切な事かと思います。大人になったら頑張って仕事をする事が当たり前と思っている人もいれば、大人になってからも人生の優先順位は自分で決めるべきと考えている人もいます。
普通・常識・当たり前を多用する人は、色々な価値観が存在する事を認識できておらず、無意識に自分の価値観を押し付ける事になります。
常識は人の数だけ存在します。その事を分かっているだけで他者からの評価が変わりますよ!
②価値観を否定しない
僕は大好きな“とびきりチーズバーガー”の話をしていた時に、『えええ!?うそでしょ!?』と真っ向から否定された事がありました。
何度かそのような事が積み重なり、ある時『この人の前で自分の価値観をさらけ出すのはやめよう』と思いました。現在その人とは連絡を取っていません。“とびきりチーズバーガー”は現時点でも僕の中で世界最高のハンバーガーです。
逆に、今でも仲良く付き合っている友達は、お互いの価値観を尊重し合える人達ばかりです。山に登ろうと提案したら登りたい人だけが集まります。登りたくない人は特に返信はありません(笑)
価値観が合えば集まり、価値観が合わなかったら参加しない。価値観の否定が無い事でフラットで風通しの良い人間関係を築く事ができます。
人は否定されるとガッカリしてしまう生き物です。他人の価値観を大切にできない人は嫌われてしまいます。他人の価値観を無理に肯定する必要はありませんが、否定する必要もありません。
僕は自分が嫌いな物でも、それを好きな人に対して異論を唱える事はありません。否定する様な言葉や態度は出さない方が吉です。他人の価値観を大切にできる人は嫌われません!
③間違いを認めよう
間違ってしまった時が他者からの評価の分かれ目です。『間違いを認めてしまったら評価が下がるんじゃないかなあ〜』と良くない考えが脳裏をよぎったりしますよね。
しかし、間違いをうやむやにするより認めてしまう方がメリットは遥かに多いのです。間違いを認めるメリットはパッと考えるだけでもこれだけ出てきます!
- 成長できる
- すぐに前を向ける
- 相手を不快にさせない
- 自分も不快にならない
- 間違いを追求されない
- 他者からアドバイスを貰える
- 素直に謝れる自分を好きになれる
間違いを認める事は、実はメリットだらけなのです。特に、間違いを追求されない事は大きなメリットです。間違いを認めないと、間違いを追求されている内に相手からの信用はどんどん無くなっていきます。逆に、早々に間違いを認められる人は少ないので『あ、この人はちゃんと間違いを認められる人なんだ』と良い評価を受ける事ができます。嫌われない為に、間違いはすぐに認めましょう!
④思い込みを捨てよう
思い込みという固定観念に縛られている人は多いです。新しい情報をインプットせずに思い込みで話をしていると嫌われてしまう事があります。
僕は小さい頃に教わった"カラスは頭が良くて怖い生き物"だと20年近く信じてきました。あくる日の通勤途中、ゴミ捨て場にカラスがいました。そこでふと『カラスって本当に怖い生き物なのかな?』と疑問に思ったんです。
本当にふと思っただけなんですが、自分の中では自分で見たり体験していない事を、さも事実かのように認識していた事にカルチャーショックを受けました。完全に固定観念に囚われていますね。カレーは2日目が美味しいとか。本当かよ。って今は思ってます。
人間関係も同様に、昔の情報をアップデートしないまま固定観念で『この人はこうだ!』と過去の経験やイメージから勝手に決めつけてしまっている事があります。そのような状態は避けるべきです。『この人は自分をちゃんと見てくれていない。分かってない。』と思われてしまいます。新しい情報を常に取り入れて思い込みを捨てましょう。
新しい情報が無かったら語る事を避けましょう。また、古い情報や間違った情報を流す事で、信頼も徐々に失われてしまいます。思い込みや固定観念に縛られている人に共通している要素として、人は一瞬で変われる(成長できる)事を知らない人が大半です。
常に成長している人は固定観念を持ちません。思い込みでも話しません。本気になった人が一瞬で成長する事を知っていますし、世界が常に変わり続けている事を理解しているからです。
何かを語る際には情報をしっかり集めてから話をした方がいいです!思い込みで話す事は避けましょう!
⑤ミスに対して感情をぶつけない
他人のミスに対して適切な対応が出来ている人は、嫌われる要素を減らす事ができます。
他人がミスした時、アドバイスで感情までぶつける人がいますが、感情は切り離さなくてはいけません。他人のミスと自分の感情は無関係です。
勉強が出来ない小学生に対して『ちゃんと先生の話聞いてないからでしょ!』と怒鳴る事はやめましょう。
僕も結構怒鳴られましたが、子ども心に違和感を覚えていました。大人になった今、やはりあの教え方は間違いで自分は同じ事をしないと常々思っています。
ミスをした相手に必要な事は、次にミスをしない為の方法を伝える事です。明確な理由が無い限り、怒る必要も無ければ怒鳴る必要もありません。
どうしたら次に上手くいくのか。そこだけにフォーカスして、アドバイスをすれば良いのです。
「何故上手にならない生徒を怒るのですか?」
— MASA☆/クラリネット&サックス (@MASA_Music) 2018年8月2日
「生徒は上手に吹けないから習いに来ているのでしょ?」
「その生徒が上手にならないとしたら先生の責任でしょ?」
「私には生徒を怒る理由が見付からない。」
日本のレッスンを見ていたアメリカのクラリネット奏者の言葉です。
クラリネット奏者は良い事言いますね。そもそも怒る理由が無いんです。勉強が出来ない小学生に対して必要な事は、分からない部分を明確にして、分かるように説明してあげる事です。
小学生と親の関係を例えにしましたが、これは多くの人間関係に当てはまります。上司と部下も同じです。一方的に感情をぶつけ易いシュチュエーションでは、特に気をつけるべき事です。
他人のミスに対して、明確な理由が無い限り、怒りの感情をぶつける事は辞めましょう。
⑥笑顔の使い方
笑顔の使い方1つでも、他者からの印象をコントロールする事ができます。逆に、笑顔の使い方1つで相手から不快に思われてしまう事もあります。今回フォーカスするのは、相手の失敗に対してのリアクションです。
結論から言いますと他者が失敗した時に笑う事はやめましょう。どんな些細な失敗だろうと笑わない方がいいです。笑顔や笑う事って反射的に出てしまう時が多いですよね。
周りを見ていて、他人が失敗した時に反射的に笑ってしまう人って結構多いんだなあと気づきました。悪気はなくても、失敗した時に笑われた方は不快に思います。
僕は他人の失敗に対して、関心がないようなスタンスで接しています。特に自分の感情が表に出る事はありません。失敗した時、何がまずかったのか一番分かっているのは、その人自身です。その場合、特に関心を向ける必要はありません。
もし手助けが必要だったら手を差し伸べて、アドバイスが必要だったらします。ただそれだけでいいので笑ったりはしません。
まとめ
他人に嫌われないコツは
- 普通、常識、当たり前を多用しない
- 他人の価値観を大切に
- 間違いをすぐに認める
- 思い込みで話さない
- 怒る事をやめる
- 失敗に対して笑わない
以上6つの事を気をつけると、無意識に嫌われる事をグッと減らせます。幸い、今回紹介した事を意識してから人間関係で困った事は10数年ありません。是非活用してみてください。