ポジティブとネガティブを上手に使い分けて、感情をコントロールしよう!
ポジティブとネガティブの使い分けが上手くなると、生きる事がグッと楽になります!
人生を道に例えると、ポジティブとネガティブはアクセルとブレーキの関係に似ています。情熱と冷静どちらも必要ですよね。
ポジティブとネガティブの正しい比率を知る事で、ポジティブとネガティブの使い分けが上手になります。ポジティブになる為の方法と、ネガティブの活用法をまとめてみました!
- ①ポジティブとネガティブの正しい比率とは
- ②ポジティブだけじゃダメなの?
- ③なんでネガティブも必要なの?
- ④ポジティブとネガティブを使い分けよう
- ⑤ポジティブになる方法
- ⑦アクセルとブレーキ
- おわりに
①ポジティブとネガティブの正しい比率とは
ポジティブ=積極的だったり、肯定的であること
ネガティブ=消極的だったり、否定的であること
メンタルトレーニングの記事でも触れましたが、人間のメンタルバランスが最も取れている状態はポジティブとネガティブの比率が1体1の状態です。
ポジティブだけが注目されがちですが、大事なのは
- ポジティブが必要な時にポジティブになれる
- ネガティブが必要な時にネガティブになれる
事です。感情を自由にコントロールできる状態を保つ事で、有利をより有利に運べたり、不利を覆せたりと柔軟に対応する事ができます。
②ポジティブだけじゃダメなの?
ポジティブは大切ですが、ポジティブ過ぎるのも考えものです。ポジティブで失敗した事の代表例を挙げるなら、ウサギとカメのウサギが適任でしょう。
ウサギは圧倒的なスピードでカメに差を付けましたが、いつでも勝てると油断した事で負けてしまいました。ポジティブの最大の敵は油断です。
圧倒的な力を持っている敵役が負ける理由は大体油断ですね。何事も慣れた時が一番怖いのです。
③なんでネガティブも必要なの?
カメは油断する事無く、コツコツと歩き続けウサギに勝ちました。カメの勝因は2点。
- ネガティブ故に油断しなかった事
- 途中で投げ出さないポジティブさがあった事
他にネガティブで大成した話をあまり聞かないのは、ポジティブが成功の秘訣だとフォーカスされ過ぎているからでしょう。
ネガティブで大成したパターンは他に、コンプレックスを原動力に成り上がった人とかでしょうか。
ネガティブの最大のメリットは、油断せずに成長し続けられる事です。
④ポジティブとネガティブを使い分けよう
ウサギとカメの話に戻りますが、ウサギがネガティブさも持っていたらカメには絶対に負けないでしょう。足が速くて油断もせずに、謙虚にトレーニングを重ねていたら、まずカメには負けません。
そんなウサギにカメがガチレースで勝つ方法は、見当たりません。現実的にあり得ないでしょう。ただ、もし、カメがポジティブさを上手くコントロールできるならば、隙のないウサギに勝てる可能性もあります。
カメが適切なタイミングで、ポジティブに思考を切り替えられたなら、別の分野で、ウサギに勝てる領域を探して、そこで大成するかもしれません。
例えば
- 長生き選手権
- 水泳
- 射的(カメは結構目がいいらしい)
など、ポジティブであれば勝てる場所で努力をする発想の転換もできます。 このように、ポジティブとネガティブを使い分ける事によって、安定した結果を残せたり、未来を変えるチャンスも作り出せます。
⑤ポジティブになる方法
ここでは2点紹介します。
- 思考のアップデートを繰り返す
- サイキングアップ
1.メンタルトレーニングは考え方をアップデートする作業です。ネガティブ思考の人でも、この記事を読んだ事で既に、ポジティブへのアプローチが上手くなっている筈です。
その理由としては、ポジティブであれば、カメでも本気のウサギに勝てる分野を見つける事ができる。と頭の片隅に書き込まれた事で、ポジティブへの思考がアップデートされたからです。このアップデートを繰り返す事で思考がポジティブ思考へ変化していきます。
2.サイキングアップですが、これはシンプルにテンションの上がる音楽や映像などを聴いたり見たりする事で感情をポジティブに持っていく方法です。ポジティブやメンタルトレーニングを本格的に学びたい人には、高妻容一先生のメンタルトレーニング関連の本をおすすめします。
僕はこの方の本や講義を聞いて、基礎を身に付けました。メンタルトレーニングをもう何年も研究されている方が執筆されているので、安定感は群を抜いています。スポーツやeスポーツの競技者には是非読んで頂きたいと思っています!
- 思考のアップデート
- リラクゼーション
1.ポジティブだけでは足下を救われる可能性があると頭の片隅に書き込まれた事で、ネガティブへの思考がアップデートされています。後は時々意識するだけで大丈夫です。時折、今の自分を否定し、未来の自分を見つめ、必要な事は何か問い掛けましょう。
2.リラクゼーションはサイキングアップの反対でリラックスできる音楽を聴いたり、寝転がって目を瞑ったりします。ネガティブになるというより、リラックスすると言った方がイメージし易いですね。気合いが入りすぎている時などに使います。
⑦アクセルとブレーキ
ポジティブとネガティブの関係は、アクセルとブレーキの関係に似ています。目標がゴールとすれば、ポジティブ=アクセルを踏まないとゴール(目標)には辿り着けません。
しかし、ゴールまでの道のりは、一本道とは限らず、曲がりくねっていたり、油断という名の落とし穴があったりするかもしれません。また、スピードが速ければ速いほど、周りの景色は見え辛く、突発的な障害物に対応する事が難しくなります。
ネガティブ=ブレーキを踏む事でスピードを落とし、不意に出てきた油断という名の落とし穴に対処できるかもしれません。曲がりくねった道も、コースアウトせずに、走りきれるかもしれません。
ゴール(目標)に到達する為に、アクセル(ポジティブ)を踏む事は必須ですが、ブレーキ(ネガティブ)を上手く使う事も必要なのです。
おわりに
ここまで読んで下さって、ありがとうございます。ポジティブな人は、ネガティブの大切さも認識する事でより安定します。ネガティブな人は、自分の強みを活かしつつ、ポジティブさも手に入れる事で大成する事もできます。
人生は長いです。人生のゴールは人によって様々ですが、人生をちゃんと走り切ろうと思ったら、ポジティブとネガティブをバランスよく使い分ける事が大切です。
カーブではブレーキを適切に使い、ストレートでは全力でアクセルを踏み込む事が、人生というなのレースで結果を残す為の定石だと僕は思います。